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【コラム】2024年の住宅ローン減税はどうなる?変更点を解説

POSTED. 2023.11.9

こんにちは、アルファ建築空間です。

「住宅ローン減税」は住宅ローンを借り入れて住宅を取得した場合、一定期間、税額控除が受けられる制度です。金利負担の軽減を目的として施行された制度ですが、2022年に改正され、いよいよ終了時期が迫ってきました。

今回は、2024年1月以降の住宅ローン減税における変更点を解説します。

 

2024年住宅ローン減税の変更点

2024年1月以降の住宅ローン減税は、取得する住宅の種類によって「控除限度額」が変更になります。

2023年12月末までに入居した場合と2024年1月以降に入居した場合の控除額を、それぞれ以下の表にまとめました。

 

 

住宅の種類

控除限度額

2023年12月末までに入居した場合

2024年1月以降に入居した場合

長期優良住宅・認定低炭素住宅

35万円 × 13年

31.5万円 × 13年

ZEH水準省エネ住宅

31.5万円

24.5万円 × 13年

省エネ基準適合住宅

28万円 × 13年

21万円 × 13年

その他の住宅

21万円 × 13年

14万円 × 10年

※条件付き

 

住宅ローン減税の控除額の計算式は「年末残高等 × 0.7%」で、2022年の改正後と変わりはありません。

大きな変更点は、2024年1月以降に入居した場合の控除限度額が引き下げられることです。

さらに省エネ住宅以外の一般住宅については、2024年1月以降の入居になると条件付きになるうえ、控除が受けられる期間が13年から10年に短縮されてしまいます。

●「その他の住宅」における住宅ローン減税の適用条件
省エネ住宅でない一般住宅を購入し、2024年1月以降に入居した場合、住宅ローン減税を受けるには以下に挙げる条件のいずれかを満たす必要があります。

● 2023年12月末までに建築確認を受けている
● 2024年6月末までに建築されている

契約から建築確認(着工前)まではおよそ3~4ヶ月、着工から竣工まではおよそ4~6ヶ月かかるケースが一般的です。

省エネ基準を満たさない住宅で住宅ローン控除を受けたい場合は、かなり急ぎ足での購入が予想されます。

これから新築を検討するなら省エネ住宅を

年内の入居に比べると控除額は下がるものの、2024年1月1日~2025年12月31日までに入居が完了すれば、今から新築される方でも住宅ローン減税の対象になります。

ただし省エネ基準を満たさない住宅は、今から検討するとなると大急ぎで建築しなければなりません。住宅ローン減税のためとはいえ、一生に一度の大きな買い物は焦らずじっくりと検討したいものです。

これから新築を検討されるのであれば、省エネ住宅をおすすめします。

アルファ建築空間では「長期優良住宅」の基準にのっとった家づくりをおこなっております。
住宅ローン減税の活用も含めて、お気軽にご相談ください。

次回もお楽しみに!

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