【コラム】住宅性能の判断基準「C値」と「UA値」について解説
POSTED. 2023.3.14
こんにちは、アルファ建築空間です。
間取りやデザインにこだわっても、住宅性能が低いと暮らしにくい家になってしまいます。
家づくりに取り組む際は、住宅性能にもこだわることが大切です。
そこで今回は、住宅性能の判断基準「C値」と「UA値」について解説します。
C値とは?
C値は、住宅にどのくらいの隙間があるのかを表す数値で、断熱性能を表します。
住宅にある隙間の合計面積(㎠)を、延べ床面積(㎡)で割って計算します。
例えば、アルファ建築で建築した延べ床149㎡の家で、隙間面積が89.9㎠(約正方形9.5×9.5cm相当)の場合、C値は0.60㎠/㎡になります。
C値の値は数が小さいほど、隙間が小さいということなので、気密性能が高いことになります。
UA値とは?
UA値は、住宅内の熱がどれだけ外に逃げやすいかを表す数値、断熱性能を表します。
外に逃げた熱量の合計(W/K)を、外壁や屋根、床などの外気に接する部分の総面積(㎡)で割って計算します。
アルファ建築が建てる家では、0.60以下と数値を定めています。
ZEH基準※のUA値も0.60なので、アルファ建築が建てる家は十分な断熱性能を確保していると言えます。
UA値も数値が小さいほど、断熱性能が高いということになります。
※ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。家全体のエネルギー消費と、太陽光発電などを利用して作りだしたエネルギーが差し引きで0になることを目指す指標です。
C値とUA値が小さいメリット・デメリットとは?
C値とUA値が小さい住宅には、次のようなメリットがあります。
・冷暖房効率が良くなり、光熱費が安くなる
・結露やカビが起こりにくくなり、家が長持ちする
しかし、C値が小さすぎるのは好ましくないという考えもあります。
0に近すぎると、室内と室外間の気圧の差が大きくなり、窓やドアを開ける際に重たく感じられてしまうからです。
アルファ建築空間が手がける住宅の性能は?
アルファ建築空間では、
・C値1.0以下
・UA値0.6以下
という基準を設け、実際に生活しやすい住まい作りをしています。
マイホームを建てるときは、C値やUA値にも注目してみましょう。
永く快適に住める家づくりに取り組みたい方は、ぜひアルファ建築空間にご相談くださいね。
次回もお楽しみに!